2016.03/15 [Tue]
ドライビング プリンセス

ちなみに喜久子さまはスピード違反につかまったことがある。
後にこう語っています。
ゴルフ場へ一人で車を運転して出かけたんです。あの頃はよく昼もゴルフ場で叩いて、夜はディナーに出たりしてたから、元気だったのねえ。「一姫、二トラ、三ダンプ」と言われていた時代です。まだ高速道路がない頃で、清瀬のあたりをいい気持ちで八十キロぐらい出して飛ばしていたら、白バイがサイレンを鳴らして追いかけてきたの。仕方なく停まって「免許証」と言われて出しましたら、おまわりさん、名前見て驚いたらしく、「ハッ、失礼しました。ここは四十キロの規制になっております」と敬礼して、免許証を返してくれたんです。ヤレヤレと思ったけど、ゴルフ場へ行って、ゴルフをしていい気分になって帰ってきたら、宮内庁から電話があって「警視庁より連絡がありましたが、スピードにはお気をつけ下さい」。さては、あのおまわりさん、いいつけたなと(笑)
(初出『文芸春秋』平成10年8月号 高松宮妃喜久子『菊と葵のものがたり』より)
喜久子さまは明治生まれです。
やっぱりヘカテーは喜久子さまが大好きだー!!
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ごめんなさい
その方が自分で車を駆ってゴルフを楽しまれ、スピード違反しておまわりさんにつかまって… 何て行動的でユーモラスで楽しいお方でしょう。
お話になるところを見たことないけど、この文章をねちねち~クネクネ~シナシナ~と息継ぎしながら、ゆーっくり喋ろうとしたけど無理。
きっとてきぱき、はきはきと喋られたのね。
ほんとの貴人って、しゃっきりなさってるのね。
いつも上目遣いで人をのぞき込むような顔じゃなくて。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
週刊誌に騙されて、美智子様を虐める意地悪婆ぁと思いこまされてました。
本当はむしろ虐められてたんですね、すっかりヒールにさせられて。
でもぶっ倒れて見せたり、声が出なくなる振りしたり、そんな真似をするには矜持が有り過ぎたんですね。
御存命なら今の状態をどうご覧になってるでしょうね。