適応障害ってどんな病気?

適応障害ってどんな病気?

サキ>トバモリー、適応障害ってどんな病気?

トバモリー>わかりやすい説明が厚生労働省のHPにあったよ。


適応障害とは、ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)によると「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。
ストレスとは「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」です。ストレス因は、個人レベルから災害など地域社会を巻き込むようなレベルまで様々です。
さらに、ICD-10の診断ガイドラインを見ると、「発症は通常生活の変化やストレス性の出来事が生じて1カ月以内であり、ストレスが終結してから6カ月以上症状が持続することはない」とされています。ただしストレスが慢性的に存在する場合は症状も慢性に経過します。

厚生労働省による適応障害の説明


また、著名な精神科医の野村総一郎先生は以下のように説明しているよ。


適応障害を手短に定義すれば、「生活上に発生したストレスにうまく適応することに失敗して生じた病的な心理状態」ということになるだろう。「適応」というのは、そもそも「環境の中でうまくやっていく」とうことである。これがうまくやっていけない場合、「不適応」である。
(野村総一郎「適応障害をどうとらえるか」 『こころの科学』 日本評論社 2004年3月号)


また、このサイトでも適応障害について説明しているよ。
マンガで分かる心療内科・精神科

サキ>じゃあ、つらいことがあった後で生活や仕事がうまくいかなくなったら適応障害と診断できるの?興奮して大暴れしても、幻覚や妄想が出現しても、悪夢を見て毎晩うなされても、憂鬱で自殺を考えても、それはすべて適応障害となるの?

トバモリー>それは違う病気の症例。適応障害において重要な点は、ほかの病気が除外される必要がある。統合失調症、うつ病などの気分障害や不安障害などの診断基準を満たす場合はそっちの診断が優先されることになる。

サキ>うーん適応障害ってわかりにくいなー。
雅子さまの病名が適応障害と発表された時「聞いたことない」と思った人もいるよね。私もそうだった。

トバモリー>「適応障害」という病名は日本精神医学で用いられていなかった言葉でね。これは1980年代に成立した米国精神医学会の診断基準にある”adjustment disorder” の直訳という形で導入されたものだよ。

サキ>1980年代ならわりと最近だね。

トバモリー>そう割と最近だから、古い精神科のドクターはピンとこない人もいるかもしれない。
ただ適応障害はストレスに由来する症状ということは、このストレス社会の日本なら誰にでも起こり得るものだから他人ごとにしてはいけない。
いったいどれくらいの人が適応障害になっているかというと、ヨーロッパでの報告によると、一般的には人口の1%といわれている。ちなみに日本での末期がん患者の適応障害有病率の調査では、16.3%といわれているよ。身体の病気のための入院により精神的に不安定になる人はかなり多いよ。欧米の論文を読むと、適応障害という診断がついているのはたいていこのケース。
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